サーキュラーエコノミー×バッテリー

2026-07-06

サーキュラーエコノミー×バッテリー 図版1

6月22日、ロンドン気候アクションウィークのClimate Innovation Forumで、CATLとエレン・マッカーサー財団が、バッテリーの循環に関する2つの新しい取り組みを発表しました。

1つは、バッテリーの循環設計に関する共通ガイドライン。もう1つは、循環型ビジネスモデルの普及に向けた企業連合です。BMW、ルノー、ボルボ、グーグル、シャオミなど、自動車・テック企業も名を連ねています。

背景にある数字も印象的です。IEAは、2040年までにバッテリー向け重要鉱物の需要が5倍に拡大すると見ています。一方で、世界のバッテリーリサイクル市場は2040年までに1.2兆元超、約25兆円相当の規模となり、1,000万人超の雇用を生む可能性があるとされています。

今回のガイドラインは、まだワーキンググループが動き出した段階で、正式な発行は2027年予定です。ただ、重要なのは、バッテリー循環が単なる「リサイクルの拡大」ではなく、設計・利用・修理・セカンドライフ・回収・再資源化、さらには調達基準や投資評価まで含む共通方法論として議論され始めていることだと思います。

資源循環は、「善意の取り組み」から「産業の共通ルールづくり」へ。経済安全保障、脱炭素、産業競争力が重なる領域として、バッテリー循環の制度設計・データ設計はさらに重要になりそうです。

🔗 CATL/EMFの発表(PRNewswire): https://www.prnewswire.com/news-releases/from-vision-to-action-gecc-launches-the-global-energy-circular-economy-coalition-and-circular-battery-design-guidelines-302813376.html
🔗 エレン・マッカーサー財団の解説: https://www.ellenmacarthurfoundation.org/news/the-circular-economy-critical-minerals-and-climate-action

図版の文字情報

- タイトル(左上): 「バッテリーの循環設計に、共通言語が生まれつつある」(C2PAコンテンツ認証マーク付き)
- 左の円環図: 「バッテリーの循環」=設計 → 利用 → 修理 → セカンドライフ → 回収 → 再資源化
- 中央: エレン・マッカーサー財団ロゴ + CATLロゴ →「共同の新しい取り組みを発表」
- 右上: 「参加企業」BMW/ルノー/ボルボ/グーグル/シャオミ のロゴ(※循環型ビジネスモデル企業連合)
- 右下「将来の展望」: 市場規模 約25兆円(2040)/雇用 1,000万人超(2040)
- 注記: ※共通ガイドライン(2027予定)/循環型ビジネスモデル企業連合