ネイチャーポジティブ×GBF実施レビュー

2026-07-31

ネイチャーポジティブ×GBF実施レビュー 図版1

2022年の生物多様性COPで、2030年に向けた自然に関する世界目標が採択されました。

正式名称は「昆明・モントリオール生物多様性枠組」。生物多様性の損失を食い止め、回復へ向かわせるため、各国が取り組む23の目標を定めたものです。

その世界目標が、今年10月、初めて世界規模で棚卸しされます。

現在、ケニアのナイロビでは、その準備となる国際会議が開かれています。前半は、科学やデータの観点から進捗を検討する会議(科学技術助言補助機関第28回会合、SBSTTA28)。後半は、各国でどこまで実施されたかを検討する会議(実施補助機関第7回会合、SBI7)です。

ここでの議論を基に、10月にアルメニアのエレバンで開かれる生物多様性条約第17回締約国会議(COP17)で、今後の対応が決められます。

主要な情報源は、各国が提出する第7回国別報告です。提出期限は2026年2月28日。3月9日時点で125か国、締約国196の約3分の2が提出しました。

共通の指標や報告様式は用意されています。一方で、自然の状態、政策の実施、資金、企業や地域の取組を、国をまたいでどう比較するかは簡単ではありません。

私が注目しているのは、世界の平均値そのものよりも、何を証拠として進捗を判断するのかです。

どのデータを使うのか。
国ごとの条件の違いをどう扱うのか。
その結果を、政策や資金、能力構築などの次の行動へどうつなげるのか。

最初の世界規模の棚卸しは、2030年目標の進捗確認であると同時に、自然に関する情報を「測り、判断し、動く」ための型をつくる機会でもあるように思います。

🔗 会合の概要(環境省)
https://www.env.go.jp/press/press_05353.html

🔗 グローバル・レビュー(CBD事務局)
https://www.cbd.int/gbf/implementation/globalreview

🔗 第7回国別報告の提出状況(CBD事務局)
https://www.cbd.int/article/2026-NationalReports

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